講師の高木です。元ラジオ局アナ・報道記者の経験から、
全国各地の自治体・公的機関で「危機管理・マスコミ対応研修」を行っています。
今回のテーマは「緊急記者会見時の外見等チェックポイント」(画像はイメージです。)
私は自治体向けの「危機管理・マスコミ対応研修」で、模擬記者会見を実施しますが、
その際に服装などの外見の要素についても説明を行っています。
緊急記者会見、となった場合に外見等のチェックポイントについては、
このような説明を行っています。
「外見もメッセージ」
「緊急記者会見では外見等のエラー要素を無くす」 という説明です。
テレビ・ネットで映像が流れる緊急記者会見では、特に胸像(デコルテ)が注目されます。
胸像の部分=ネクタイ・スカーフなどは控えめな色やシックな色遣いで徹底して、
ワイシャツ・ブラウス等も色柄物でなく、白一択となります。
男性の場合、ワイシャツの襟のタイプにも気を配りたいところです。
ボタンダウンやワイドカラーなどではカジュアルな印象を与えるため、
レギュラーカラーで印象管理をすることが、被害者や利害関係者らへの配慮となるわけです。
私が研修時に説明している「外見等のチェックポイン」は以下の通りです。
●緊急記者会見 外見等チェックポイント
■服装等 = 華美にしない・悪目立ちしない
□ダーク系のスーツ着用
□シャツ・ブラウス:白系統で揃える
□ネクタイ・スカーフ:地味な色柄を選ぶ
□名札・ネックストラップ :原則外す
□高級腕時計・アクセサリー:外す
■表情・しぐさ = 崩さない
□表情・視線:シリアスに。語りかけの視線
□謝罪時のお辞儀 :高さが揃うと良い
□足元の動き:無駄な動きはしない
□話し方・声 :ニュース口調・明瞭に話す
なお災害時の作業服、現場担当者の作業服は「状況により着用推奨」とされており
特に災害時の緊急記者会見では、スーツより作業服、という風潮も定着しています。
会見時の服装・表情・しぐさ等の要素は、「非言語情報」の重要メッセージ。
緊急記者会見では、言葉以外の要素にも気を配りたいところです。
そして重要な緊急記者会見は、ニュース映像だけでなくネット動画として拡散する時代です。
緊急記者会見の会見者は、外見の面でもエラー要素を無くす配慮が必須と言えます。
以上、皆様のご参考になれば幸いです。
(講師:高木圭二郎)
この記事を書いた人
高木 圭二郎(たかぎ けいじろう)
研修講師・フリーアナウンサー トークレスキューNEXT代表
(元 茨城放送アナウンサー兼 ディレクター・報道記者)
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