講師の高木です。フリーアナとしても活動しています。
きょうは司会・アナウンサーの位置づけの話です。
アナウンサーは司会を依頼されることが多い職業です。
一人だけ前でマイクの前に立つ司会の仕事は
独特の緊張感もありますが、うまくできたときは
大きな達成感も味わえる仕事だと思います。
ですが私はいつも
「司会は脇役、アナも脇役」と考えています。
パーティや披露宴の司会なら、
主役は祝福される方や新郎新婦。
ニュースアナの仕事なら、
主役はニュースそのものが主役だからです。
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優等生的な発言と思われるでしょうが、
ここはプロも勘違いをしやすい部分です。
よく見せよう、うまく話そうとすると、
司会の評価は下がりやすくなります。
だって多くの人は見抜くから。
目立たない所で人一倍努力している人もいるから。
私はそう考えます。
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司会やアナウンサーは表舞台に出る性質上、
拍手や賞賛を受けることが多い職業です。
この拍手や賞賛に「酔う」人が多いのも事実です。
私自身、表舞台に立つ仕事をしてきましたので、
拍手や賞賛に「酔う」感覚も肌で感じてきました。
司会やアナウンサーは実力以上の賞賛や評価を受ける
「勘違い」をしやすい職業ともいえます。
表舞台に立つ皆様はこの「勘違い」にも気を付けねばなりません。
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それでも司会やアナの仕事は楽しく充実感があります。
志望者が多いのはその証拠です。
そして司会やアナウンサーは、華やかさや元気さも必要です。
大きなステージの進行や放送の仕事を取り仕切る場合、
場の流れを自ら生み出す力勝負の一面も必要とされます。
なので、私の結論は次のようになります。
謙虚さと共に、華やかさの意識。時に力勝負。
そんなパワーバランスが大切。
このような考え方です。
そう考えると、テレビやラジオのアナウンサーって
バランス感覚に長けた人が多いですよね。
華やかな立場にいる司会やアナウンサーの皆様、
「主役は誰か」の視点もヒントにしてくださいね。
皆様のご参考になれば幸いです。
(講師:高木圭二郎)
この記事を書いた人
高木 圭二郎(たかぎ けいじろう)
研修講師・フリーアナウンサー トークレスキューNEXT代表
(元 茨城放送アナウンサー兼 ディレクター・報道記者)
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