講師の高木です。各地でマスコミ対応研修を担当しています。
講座内容の一部をこのコラムでご紹介します。

今期は「新型コロナ患者情報のホームページ誤掲載」との想定で
模擬記者会見を行っています。

あってはならない問題ですが、こんな想定での模擬記者会見です。

--------(模擬記者会見 想定)-ーー

・新型コロナ患者情報の取り扱いの際、担当者がワンマンで情報を管理

・載せてはならない氏名等の患者情報を誤ってホームページに掲載

・ホームページを見た人が驚いて、電話で通報

・確認すると、○○人分の情報が○○分にわたって掲載…

・組織幹部による緊急記者会見… 
 「この度は誠に申し訳ございませんでした」

・報道陣の鋭い質問… 質疑応答 …   という流れです。

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リスクマネジメントの視点で考えると
ヒューマンエラーの要素が影響するケース。

クリック一つで簡単に情報がネット上に出る時代ですので
何としても同様の事案が発生しないよう、対処せねばなりません。

危機管理の鉄則は、「予防・備え・初動」です。

ヒューマンエラーに対する予防策(防止策)の一つが、
「複数人での情報チェック」です。

たとえ現場が少人数であろうとも、複数人チェックを行い、
重要な個人情報が漏洩しないよう、情報管理をする必要があります。

効果の高い「複数人チェック」ですが
現場ではおろそかにされることが多いもの。

なので「複数人チェック」をルールにする
=規約化することをおすすめしています。

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私はマスコミ対応研修で謝罪会見の流れを教えていますが、
謝罪会見に至らないよう、不祥事・トラブルを
未然に防ぐことの方がはるかに大事だと考えています。

新型コロナの患者情報を扱う担当者の皆様、
再度、職場の情報管理体制をチェックなさってくださいね。

皆様のご参考になれば幸いです。
(講師:高木圭二郎)


この記事を書いた人

高木 圭二郎(たかぎ けいじろう) 

研修講師・フリーアナウンサー トークレスキューNEXT代表
(元 茨城放送アナウンサー兼 ディレクター・報道記者)

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