講師の高木です。スピーチ講座運営とともに
研修講師としても各地で活動しています。
この「研修講師コラム」では
マスコミ対応・危機管理研修など各種研修で
お教えしている内容を一部ご紹介します。
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今回のテーマはこちら。
「報道陣は情報を「 」る 」
今回もミニクイズ形式です.
皆様、「 」の中に入る単語、
お分かりでしょうか?
私・高木の取材経験に沿って説明します。
私が長年在籍したのは、茨城のラジオ局。
茨城ローカルながら関東地区にあるため、
東京キー局やNHKの報道陣と
同じ現場での取材を経験しました。
夏の高校野球シーズンは
甲子園球場で茨城代表チームの
同行取材もした経験があります。
そんな私が教わったのは、この言葉。
「情報は10集めて、使うのが1」
「報道陣は情報を『捨てる』仕事だよ」
というものです。
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当初は驚きました。
「情報の9割を捨てる?」
「ロスが大きすぎるのでは?」
という危惧でした。
ですがスポーツ実況や、原稿作成を通じ、
「使う情報はごくわずか」
というその言葉は的を射ていたのです。
緊急記者会見、事件、事故、災害現場、
さらにはスポーツ中継の現場でも、
とにかく報道記者はあらゆる情報を
貪欲に集めます。
報道陣は
「知らないことがあることは許されない」
という側面も持つプロ集団なのです。
ゆえに現場の記者は隅から隅まで確認し
情報を集めるのです。
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しかし、テレビ・ラジオのニュースは
放送時間の制約があります。
新聞等の活字メディアの場合、
文字数、行数等の紙面上の制約があります。
なので長い言葉は圧縮し、
情報の無駄をどんどん削る作業が生じます。
最後に残った骨子や要点のみが
記事化されてゆきます
ゆえにプロが作るニュース原稿は
シンプルでありながら情報量は濃密。
過不足の無い分りやすい原稿となるのです。
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本日のまとめとミニクイズの答です。
「報道陣は情報を『捨てる』」
けれども、
「報道陣は情報を集めまくる」
報道陣のこの習性を知っておくと、
いざというときのマスコミ対応の
一助になるはずです。
皆様のご参考になれば幸いです。
(講師:高木圭二郎)
この記事を書いた人
高木 圭二郎(たかぎ けいじろう)
研修講師・フリーアナウンサー トークレスキューNEXT代表
(元 茨城放送アナウンサー兼 ディレクター・報道記者)
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