3/3(金)も水戸会場でスピーチ講座の個別レッスン。
継続受講の方と10回目のレッスンとなりました。

受講者様の大事なスピーチ本番が近い、とのことでこの日も
「話す際のあがり・緊張問題」を中心に講義を進めました。
ただしこの日は、「心理療法」の話も交えて紹介したのです。

人前で話す際のあがり・緊張は誰もが経験します。
プロのアナウンサーでもキャスターでも、
ほぼ例外なく大半の人があがり・緊張を経験しています。

ですが猛烈な緊張や恐怖感で人前で話すのが困難な場合、
「社会不安障害」(スピーチ障害)の可能性も考えられます。

この日の講義ではそんな社会不安障害やスピーチ障害に対する
「認知行動療法」の話を紹介しました。

「認知行動療法」は、医療用語で「CBT」とも略される手法で
数々の実践事例や文献があるポピュラーな心理療法です。

認知行動療法の要点を簡単に言うと、
「認知の歪み(=誤った思い込み)を会話や筆記、
 実体験などを通じて修正」というもの。

実はこの「スピーチ講座トークレスキュー®」でも、
受講ニーズに合わせ認知行動療法の視点を紹介し、
数々のワークを通じて実践しています。

この講座では「書く・話す・気づく」の流れを重視します。
実はこれも認知行動療法の一種。
「話すのが苦手」という受講者様の「思い込み」を
「しっかりメモを書いて、リハーサルをしっかり行って、
 メモを読みながら話せば、人前でも堂々と話せますよ」などと
認知をとらえらえなおす視点が入っているからです。

この日の講義ではさらに、
「極度のあがり・緊張で、もう話せない!」
と感じた時の対処法も説明。

この点については、
「あがりながら話してください。」と解説。

「話す際に大量の汗が出て、顔が紅潮して、声が震えて、
 ご本人は格好悪い、と思っていても、周囲の他者は
 一生懸命話している、と好意的に判断しますよ。」

という内容もお伝えしました。
これも認知行動療法の視点からの助言です。

「あがり・緊張は恥ずかしいこと」という「歪んだ認知」を
「あがり・緊張はむしろ、周囲の好印象を生む」との
ポジティブな認知にとらえなおすこともできますよね。

受講者様はこの日もお仕事帰りの時間でしたが、
講義内容をしっかり聞いてくださり、レッスン終盤の
スピーチワークもしっかりと取り組んでくださいました。

この日は受講者様にとって受講10回目の節目。
スピーチワークの内容も声の張りも、
受講開始時よりはるかに改善されていました!

継続は力、の言葉通りですね!

この日の会場付近の写真はこちらです。
水戸市南町3丁目の会場付近では、
「水戸の梅まつり」期間の飾り付けが見られました。

最後までご参加いただいた受講生様、ご協力いただいた
コワーキングスペース水戸ワグテイルの皆様、
今回も本当にありがとうございました!
(講師:高木圭二郎)

この記事を書いた人

高木 圭二郎(たかぎ けいじろう) 

研修講師・フリーアナウンサー トークレスキューNEXT代表
(元 茨城放送アナウンサー兼 ディレクター・報道記者)

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