講師の高木です。元ラジオ局アナ・報道記者の経験から、
全国各地の自治体・公的機関で「危機管理・マスコミ対応研修」や
「情報発信力向上研修」などを行っています。
今回のテーマはこちら。
「PESOモデルをご存じですか?」(画像はイメージです)
私が元茨城放送アナ・報道記者ということから、研修依頼の大半が、
模擬記者会見を行う「危機管理・マスコミ対応研修」なのですが、
近年「情報発信力向上研修」(=広報力向上研修)のご依頼も増えています。
私はマスコミの現場に長く在籍し、報道記者として多数のプレスリリースを
ニュース原稿にしてきた実績があります。この経歴などから、
「広報・PR」の研修のオーダーも増えている、という状況なのです。
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さて本題です。
今回皆様に知ってほしいのは「PESOモデル」の話。
私は情報発信力向上研修でこのように説明しています。
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■PESOモデルとは
・2014年アメリカの経営者ジニ・ディートリッヒ氏が提唱した
情報流通のモデル。
・ペイドメディア Paid Media 広告
・アーンドメディア Earned Media ニュースメディア
・シェアードメディア Shared Media SNS共有
・オウンドメディア Owend Media 自社HP等
・PESOモデルは、この各メディアの頭文字をとった用語。
=現代社会は様々なメディア間での情報流通が発生している。
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この「PESOモデル」は、特に広報担当の皆様に知ってほしい情報です。
広告代理店やPR会社で広く使われる理論のため、ネットで検索すると
多数の情報が出てくる用語でもあります。
ネット社会の現在は、既存の広報誌やリーフレットなどアナログ媒体の他にも
SNS・動画・WEBページとデジタル媒体の対応が必須となっています。
しかしどのような情報発信をすればよいのか、その理論を十分把握されないまま
とりあえずSNS等で情報発信、というケースも各地でみられるようです。
ですが、PESOモデルの考えに基づき、「情報流通」を起こすことが出来れば、
商品・サービスのヒットや認知度向上につながる、と考えられています。
なので、一過性のホームページ掲載や、単発の広告だけ出せばよい、という考えでなく、
プレスリリース配布でニュース化につなげることや、SNS等の口コミも意識して情報発信、
という総合的な手法が、PESOモデルに近づくメディア戦略と言えます。
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このPESOモデルの成功事例は数多くあるのですが、私は自治体・公的機関の
広報PRの成功事例として、千葉県流山市の広報戦略をよく紹介しています。
千葉県流山市の広報PR戦略の分析はまた別のコラムで紹介します。
続きはこちら
【研修コラム】自治体と情報発信 千葉県流山市の広報戦略の考察(1)
https://talkrescue.jp/archives/4268
以上、皆様のご参考になれば幸いです。
(講師:高木圭二郎)
この記事を書いた人
高木 圭二郎(たかぎ けいじろう)
研修講師・フリーアナウンサー トークレスキューNEXT代表
(元 茨城放送アナウンサー兼 ディレクター・報道記者)
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