講師の高木です。
このコラムではスピーチを控えた皆様や
人前で話す皆様向けの記事を掲載しています。
今回のテーマは「自己紹介」
仕事でも私生活でも自己紹介の機会は多数。
ですが自己紹介を苦手とする方は意外と多いようです。
会合などで「順番に一言ずつ自己紹介を」と言われて、
その順番待ちの間に緊張感が高まり、
「何を話せば…」
「早く終わらせたい!」
「できることなら逃げたい!」
などと深刻なお悩みに発展する方も中にはいます。
ちなみにこの現象は「予期恐怖」と呼ばれるもの。
自己紹介は意外と難易度が高いスピーチワークです。
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実を申しますと、アナウンサーの私も
かつては「自己紹介」を苦手としていました。
「アナウンサーたるもの、気の利いた事の一つでも言わなくては…」
「周囲がさすが、と思うような自己紹介にしなくては…」
などと自分で自分に重圧をかけていたことがその要因でした。
で、いざマイクを渡されて自己紹介の順番が回ってくると、
「名前と経歴しか言えなかった…」
「余裕が全くなかった…」
「理想とほど遠い自己紹介だった…」
などのパターンに陥り、心がへこんだ経験は数え切れません。
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こんな体験談に共感された皆様にぜひおすすめしたいのが、
「自己紹介のメモづくりとリハーサル」です。
「自己紹介ごときでメモづくり?リハーサル?」
とお思いでしょうがこの作業はとても効果があるのです。
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そもそもなぜ自己紹介が難しいのでしょうか?
実はその理由はいくつもあります。
<自己紹介が難しい理由>
・話せる時間が短い (数十秒~1分程度)
・伝えたい内容が多数
・相手は初対面のケースが多い
・一気に視線が集まる
・いきなり本番となる
・不慣れなマイクを渡される
・カメラや照明の重圧を感じる… などなど
多くの場合、「自己紹介」は
「重圧下の制限時間付きスピーチ」となるのです。
ですので自己紹介をあなどってはいけないのです。
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そこで対処法です。答はシンプルです。
「話す内容を書く」(メモを書く)
「話す内容を声に出す」(リハーサル)
とすればよいのです
「自己紹介ごときでメモづくり? リハーサル?」
とお思いの皆さん。
そんな皆さんに思い出していただきたいことがあります。
それは「就職活動時の面接」です。
面接の前、自己PRや志望動機を「書いて」
想定問答の「リハーサル」で声を出した方も多かったはず。
「書いて、リハーサル」という流れがあったからこそ
本番の面接が楽になったのではないでしょうか。
自己紹介も「自己PR」の一種です。
ご自身の一番の「強み」や、
周囲に知ってほしい「PRポイント」などを
書いて、声に出して、そして本番の自己紹介、
という流れを事前に作っておくのです。
たかが自己紹介、されど自己紹介。
自己紹介をしっかりとまとめることで
周囲からの信頼度もあがり皆様の自信につながります。
「今日は自己紹介の機会がありそうだな」というときこそ、
前もって「書いて、リハーサル」の対応がオススメです。
皆様のヒントになれば幸いです。
(講師:高木圭二郎)
この記事を書いた人
高木 圭二郎(たかぎ けいじろう)
研修講師・フリーアナウンサー トークレスキューNEXT代表
(元 茨城放送アナウンサー兼 ディレクター・報道記者)
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