【話し方コラム】人前でしっかり話すコツ　入念なストレッチの話（１）【更新20251209】

講師の高木です。元ラジオ局アナ・報道記者の経験から、
研修講師・話し方レッスンの講師として活動しています。

今回のテーマはこちら。
「人前でしっかり話すコツ　入念なストレッチの話（１）」

（画像はイメージです）

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スピーチ、プレゼン、大人数の前の挨拶など、人前の話を控えた皆様、
話す前の「ストレッチ」をされているでしょうか？

人前で話す際、ストレッチなどのボディワークを入れると、
本番前の緊張緩和と、身体のコンディショニングになり、
通る声も出やすくなります。

今回の記事ではそんな準備運動と発声の関係について説明したいと思います。

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まずは私の放送現場の経験談から紹介します。

私はラジオ局の茨城放送でアナウンサー兼ディレクター・報道記者として
1997年から2015年まで18年半活動しました。
ですが若い頃はストレッチやボイストレーニング（ボイトレ）をおろそかにしていました。

ストレッチやボイトレの重要性は分かっていたのですが、
ニュース原稿の下読みや、他の番組制作の業務が多く、そちらを優先していたのです。

しかし年齢を重ね40代に入ったころ、
「しっかりした声を出すには全身のウオーミングアップから」
ということを再認識するようになりました。

背景には複数の要因があったのですが、その中の一つが、
ニュース原稿を読むときの「とちり」の多さでした。

私は「とちりの回数を減らしたい」という思いから、アナウンスの基礎項目の再確認をしました。
その一環で、ストレッチとボイトレのルーティン（決め事）を再構築したのです。

局アナ時代の40代、私はたった5分のニュース読みの仕事の時も、
30分～60分程度ワンマンスタジオにこもり、ストレッチとボイトレを行うことを
自分のルーティン（決め事）にしました。

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この入念なストレッチとボイトレのルーティンは即効性がありました。
大げさな話の様ですが、実際に私は

「入念なストレッチとボイストレーニングができたかどうかで、
その日のアナウンスの出来が大きく左右される」

「ニュース読みのとちりも大幅に減る」

という実感があったのです。

よってニュース担当の日は、特に念入りにストレッチ。
スーツ姿でもネクタイをしていても、時間をかけてストレッチ。
時間が取れない状況でも、数分間だけストレッチ。
そんなルーティン（決め事）を徹底しました。

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放送現場でどんなストレッチをしていたか？

実際、こんな感じでした。

スーツ姿でも、他者の視線が有ろうとも、ところかまわずストレッチ。
上半身だけでなく、下半身も動かしたり伸ばしたりしました。

周囲の後輩からは、

「高木さんって、ちょっと変…　」
「ちょっとどころか、かなり変…」

と思われていたかもしれません。

でも私は

「プロの局アナとしてしっかり声を出すには
ストレッチとボイストレーニングは絶対必要。」

という身体感覚と信念があったのです。

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ストレッチに関する話、別の記事でさらに詳しく紹介したいと思います。

今回のまとめです。

・人前でしっかり話すには、入念なストレッチも重要。
・入念なストレッチとボイストレーニングの効果は、想像以上。
・声が出るだけでなく、リラックス効果からとちりも減ることが期待される。

以上、皆様のご参考になれば幸いです。
（講師：高木圭二郎）

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