この欄では講師の高木がフリートーク的に
世の中の出来事やエピソードなどを紹介します。
講師自身の体験談や思いも重ねます。

スピーチ講座や研修講師業務と別の話ですが、
講師の人となりが皆様に伝われば幸いです。

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今回は「運動と声」の関係の話です。

(写真はイメージ画像です)

私・高木はスポーツ選手との接点が多くありました。
ラジオ局在籍時は高校野球などのスポーツ実況や
選手・監督らへの取材を長年続けました。

私自身も身体を動かすのが大好きで、
剣道、サッカー、水泳、マラソン、
ライフセービングなど幅広く経験しました。

タイムはものすごく平凡ですが、実は
フルマラソンは11回完走しています。

そんな私が実感するのは、

「スピーチはスポーツの要素と重なる」

ということです。

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以下の文章は、私の個人的感覚で記したものですが
皆様もうなづくところがあるのではないでしょうか?

・元スポーツ選手はスピーチや
 人前の話も得意な人が多い

・スポーツ経験が少なくとも、
 運動後はいつもより声がよく出る。

・放送現場や舞台に立つプロは
 身体を入念に動かさないと良い声が出ない

いかがでしょうか?…
スポーツの要素はスピーチの要素と重なるのです。

こうした経験則を踏まえて、私は
ボイストレーニング時に、ストレッチなど
ボディワークを精力的に取り入れています。

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さてここからが表題の話。

スポーツ好きの私が最近ハマりつつあるのが、
「ヒートトレーニング」です。

ヒートトレーニングの「ヒート」は
「HIIT」と書きます。

これは「高強度インターバルトレーニング」の頭文字
(High-intensity interval training)をとったもの。
ヒットトレーニングとの呼び方もあります。

このトレーニングメニューの一例です。

30秒 スクワット、ジャンプ、腹筋等
30秒 レスト 

→ 再開 計4セット 3-4種目

シンプルながらかなりハードなトレーニングで
終わった後は大の大人がしゃがみ込むほど。
心拍数も一気に上昇します。

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アナウンサ―視点で、この
ヒートトレーニングの考察をしてみました。

活性化が期待できる部位は

・発声に関与する呼吸器系の筋肉
・発声時に連動して使う胸・背中・手足の筋肉
・話す際のメンタルに関与する神経伝達物質
・表情筋などよく見られる部分の筋肉
・全身の血流         など

私の場合、ヒートトレーニングで、
スピーチに関与する要素が一気に
高められるのを体感できるのです。

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要するに、ややきつい運動をすると

・声がしっかり出る、
・筋肉や血流のバランスが整う
・表情やメンタルまで好循環が期待できる。

ということを、経験則から申し上げたいのです。

皆様もなんとなくわかりますよね。

「スピーチ」のお困り事は、実は
「スポーツ」が改善のヒントかもしれませんよ。

なお運動の適正レベルには個人差があります。

激しい運動にチャレンジするときは
専門家の指導や助言のもと、
コンディションを最優先して行ってください。

皆様のご参考になれば幸いです。

(講師:高木圭二郎)

この記事を書いた人

高木 圭二郎(たかぎ けいじろう) 

研修講師・フリーアナウンサー トークレスキューNEXT代表
(元 茨城放送アナウンサー兼 ディレクター・報道記者)

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