講師の高木です。スピーチ講座運営とともに
研修講師としても各地で活動しています。

この「研修講師コラム」では
マスコミ対応・危機管理研修など各種研修で
お教えしている内容を一部ご紹介します。

―――――――――――――――――

本日のテーマは
「 取材時に報道陣が意識するもの 」

私・高木の記者クラブ取材経験に沿って説明します。

記者会見やインタビューなどの取材時に、
報道陣が常に意識する要素があります。

ここでミニクイズ。

「報道陣は「  」があるかを意識する」

「  」に入る文字はお分かりでしょうか?
漢字一文字です。

(写真はイメージ画像です)

今回も複数の答えがあると思いますが
マスコミ対応の研修講師として
私はこのようにお伝えしています。

答:

「報道陣は『 枠 』 があるかを意識する」

という説明です。

―――――――――――――――――

「枠」とは、放送時間の「枠」
または紙面スペースのことです。

取材時にホットな話題を入手して
紹介したいインタビュー内容があっても
この「枠」次第でカットされることは
マスコミの現場では日常茶飯事なのです。

―――――――――――――――――

具体的に説明しましょう。

放送や紙面の「枠」がなくなる
主なケースは以下の通りです。

 ・選挙前後
 ・高校野球シーズン
 ・五輪、W杯
 ・大規模災害時
 ・号外ニュース時

これらの時はニュースが
その話題で一色になりますよね。

例えば選挙翌日。
ニュースは開票速報一色になりますね。

この時に「街ネタ」とよばれるコラム記事や
人物インタビューなどは休止になりがちです。

広報担当の皆様に注意してほしいのが
6-7月の高校野球前のシーズン。

特に7月は高校野球の注目校紹介で
ローカルニュースの「枠」が
少なくなる傾向があります。

これは主催新聞社や中継放送局以外の
マスコミでも言えることです。

報道陣は深く掘り下げる取材も行いますが、
常にニュース時間や文字数・行数を意識した
「編成」業務も同時進行で対応しています。

―――――――――――――――――

広報担当や、情報を発信する立場の皆様、

マスコミ関係者の「枠」の要素をより意識して
情報発信をすすめることをおすすめします。

一方的にプレスリリースを出すだけでなく

・どの時間帯のニュースで流れるか

・どの紙面スペースで紹介されるか

などのマスコミ側の視点を持つことで、
より有効な情報発信が可能となります。

―――――――――――――――――

まとめです。

「報道陣は「枠」があるかを意識する」

この点を覚えておいてくださいね。

皆様のご参考になれば幸いです。
(講師:高木圭二郎)


この記事を書いた人

高木 圭二郎(たかぎ けいじろう) 

研修講師・フリーアナウンサー トークレスキューNEXT代表
(元 茨城放送アナウンサー兼 ディレクター・報道記者)

講師プロフィール詳細はこちら
https://talkrescue.jp/instructor/profile

講師活動の実施実績はこちら。
https://talkrescue.jp/instructor/achievements

【 お問合せ・資料請求 】
マスコミ対応研修・危機管理研修・プレゼン研修など 各種研修のお問合せ・資料請求はこちら
お問合せフォームが開きます

【 メルマガ登録 】
【講師メルマガ】2024年1月~配信開始
講師・高木圭二郎が担当する研修・講座の情報や、活動報告などを記載したメルマガです。
メルマガ登録はこちら 登録フォームが開きます


【 特設ページ ご案内 】
マスコミ対応研修・危機管理研修は特設ページでも紹介中。
自治体向け研修のページですが企業等も対応可能です。

トークレスキューNEXT マスコミ対応研修
https://talkrescue-next.hp.peraichi.com/media-training

トークレスキューNEXT 危機管理研修
https://talkrescue-next.hp.peraichi.com/risk-management

© 高木圭二郎 2024 All Rights Reserved.
当サイトの全コンテンツの無断転載を禁じます。
無許可の転載、複製、転用等は法律により罰せられます。