スピーチ講座トークレスキューの高木です。
このコラムではスピーチを控えた皆様や
人前で話す皆様向けの記事を掲載しています。

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きょうのテーマは「会話のはずませ方」

スピーチや発表などにも通じる
コミュニケーションスキルの内容です。

ビジネスの現場でも実生活の中でも
「会話をいかにはずませるか」といった
コミュニケーションのお困りごとは尽きないもの。

いかに会話をはずませられるか?

実はこれは非常に難しいテーマです。

ストレスフルな状況やこじれた関係などでは
「会話のはずみようがない」というケースも多々あります。

なのでここでは
「会話をはずませる○○の方法」といった
インスタントなノウハウは紹介しません。

インスタントな会話術の手法は相手に見抜かれて
「現実では逆効果」となるケースもあるからです。

そのうえでスピーチ講座の講師として、
比較的成果の出やすい「会話のはずませ方」を紹介します。

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会話をはずませるポイント。それは

「言葉のストローク」です。

ストロークは「水泳のひとかき」とか
「ボートのオールのひとかき」などの意味の言葉。

ここでは

「会話のキャッチボールの回数」
とか

「一問一答の回数」とお考え下さい。

意識すべきは「話のストローク回数」

話し方や話題の質を高めるのでなく、

「いかに相手の口を開いてもらうか」

という「口の動き」だけを意識するのです。

「話の内容や言葉の意味は二の次」

「口を開いて声を出してもらうことが大事」

とお考え下さい。

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元ラジオ局アナの私は、取材現場でこの
「話のストローク」の手法を多用しました。

特に小さなお子さんへのインタビュー時
この手法はとても有効でした。

「お子さんにコンサートの感想を聞く」
という取材でのことでした。

インタビュー相手は小学生。

小さなお子さんにマイクを向けても怖がられるだけ。
最悪の場合、逃げられたり泣き出されておしまいです。

私は「話のストローク」を重ねることを意識しました。

答えやすい質問をいくつもテンポよく投げかけたのです。

「皆さんは何年生ですか?」
   
「どこの学校ですか?」     

「きょうは何人で来たの?」
など… 

一問一答で、相手が答えやすい質問を
出来るだけ多く投げかけたのです。

このとき敬語から始めるのも意味がありました。

敬語を使うことで

「私は年上ですが、皆さんとは初対面です。」

「だから礼儀に沿ってしっかり聞きますよ」

というメッセージになるからです。

相手への敬意ストロークを重ねるために
必要不可欠な要素なのです。

こうした一問一答でストロークを重ねながら、
会話を重ねてゆくと…お子さんに変化が生じます。

表情の硬さが取れ、声のトーンがあがるのです。

そこでようやく本題の質問です。

そのときは、あえてフランクな口調にチェンジ。

「じゃあ、録音しますね」と説明してから…

「きょうのコンサート、どこが良かった?」

と質問するのです。

すると子どもたちは元気よく

「衣装がかっこよかった!」

「歌がすごかった!」

などと話してくれるのです。

インタビュー後はきちんとお礼を伝えました。

小さなお子さんといえども、こちらはお願いする立場

無礼な姿勢小手先のテクニック
一瞬で見抜かれることを私は知っていました。

善人ぶるようで恐縮ですが、実際の取材時間が短くても
仕事を通じた信頼関係が出来て、多少なりとも
情緒交流につながれば、との思いもありました。

「お礼の言葉のストローク」までが一連の取材だったと、
年を重ねるにつれて思うようになったのです。

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少々話が広がりましたが、今日のまとめです。
会話をはずませるテクニックのひとつは

「話の中身より、言葉のストローク」

補足しますと、

「すぐに答えられる質問」

「テンポよく一問一答」

「声のトーン、表情を重視」

「テクニックより情緒交流」

こうした点もぜひ意識してください。

皆様の職場や実生活でのよりよい
コミュニケーションにつながれば幸いです。
(講師:高木圭二郎)

[内容更新:2019年7月15日]

この記事を書いた人

高木 圭二郎(たかぎ けいじろう) 

研修講師・フリーアナウンサー トークレスキューNEXT代表
(元 茨城放送アナウンサー兼 ディレクター・報道記者)

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