このコラムではスピーチを控えた皆様や
人前で話す皆様向けの記事を掲載しています。
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今日のテーマは「話し言葉と文字数の関係」です。
スピーチやプレゼン、挨拶、発表にのぞむ皆さん、
「話がいつも時間オーバー…」とか、逆に
「時間が余った…どうしよう」というご経験はないでしょうか?
原稿や資料をいっぱい用意しながらも
「時間オーバーで最後は早口で片づけた…」とか、逆に
「話すネタは、初めの10分で使い切ってしまった…」とか…
そんな「用意した資料」と「読み時間」のお困りごとのご相談を
私もたびたびいただきます。
そんな皆様にぜひ知ってほしいポイントがあります。
それは実際に読む資料や原稿の「文字数チェック」です。

ここで今回のテーマに関するクイズです。
問題:
アナウンサーがニュース原稿を読むとき
1分間に何文字程度を読んでいるでしょうか?
① 1分間で100-200字程度
② 1分間で300-400字程度
③ 1分間で800-1000字程度
最近はネット上ですぐに情報がヒットするので
ご存知の方も多いかもしれません。

正解は…
② でした。
ニュースアナが読む文字数は
「1分間に300字~400字程度」と言われています。
読む文字数は、読むスピードとリンクします。
多くの文字数を読みきるには「早口」になり、
少ない文字数の時は「ゆっくりの口調」になります。
「1分間に300字~400字程度」が
どの程度のスピードか、というと…
「ラジオのニュース読みの口調」とお考え下さい。

特に参考になるのがNHKラジオのニュースです。
NHKのニュースは「標準的なニュース読み方」とされており
特にラジオのニュースは幅広い年代の方に聞き取れるよう
ややスローな口調で日々のニュースが伝えられています。
ちなみにテレビのニュースの現場では読むスピードが
1分間で500~600字程度になることも多数。
映像がある分、少し早口でも視聴者の理解を促せることや
リズムやテンポを優先することが関係しているようです。
皆様の大事なスピーチ・プレゼン・発表の場面でも、
この「話し言葉と文字数」は有効なヒントになるはずです。
おおまかに言って、
1分間スピーチ = およそ 300-400字
3分間スピーチ = およそ 1000-1200字前後
とお考え下さい。
400字詰め原稿用紙で考えると、
「1分でだいたい1枚分」となりますよね。
話すスピードは個人差がありますので、
あくまでもこの文字数は参考のデータとなります。
ですがこの「文字数」を目安にすると、話す際の
「時間オーバー」や「時間あまり」は十分回避できるのです。
私の場合は、大事なスピーチの際、一度作った原稿を
パソコンのWordなどの文書作成ソフトにコピーして
文字数チェックを行っています。
「文字数チェック」も皆様の人前の話の安心材料になるはずです。
「いつも話がバタバタして困っている」という皆さん、
「文字数チェック」をぜひ試してくださいね!
皆様のご参考になれば幸いです。
(講師:高木圭二郎)
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